ちょっと立ち止まって考えてみる

Office一般
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このブログでは、Microsoft 365(Office 365)でのアドイン開発・公開、またその周辺の技術に関して記事を書いたりしながら、楽しんで進めています。

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アドインのフレームワークの動向

特にアドインの開発ではVSTO(言語:C#)を主に使用してお役立ちアドインを公開しております。そのため、アドインのフレームワークVSTOと言語C#の動向にも注意しています。ところが、VSTOが今後アップデートされないとのコメントが出ています。(まぁ、今後どうなるかは分かりませんが。)

Microsoft製品(サービス)とその競合

Microsoft365(Office365)というプラットフォームの上でアドインは動く訳なので、Microsoft365の動向も考えなくてはいけません。そうなると、Microsoft自体のサービスとMicrosoftを取り囲む環境を考えてみると、はっきりするかもしれないかと思って考えてみました。

特に、CloudサービスとMicrosoft365(旧Office)サービスについて、また対競合への施策/スマホ対応/アドイン開発者の数について考えてみます。

MicrosoftのCloudサービス Azure

MicrosoftのCloudサービスはAzureです。Web系の開発されている方やソフトウェアに関わる方にはなじみ深いかもしれませんが、一般的には認識ないかも。

Azureの売上が2022年には Microsoft365の売上を抜く予測とありました。結構驚異的なスピードで成長しており、Microsoft自体も今後人的資源・その他資源を投入して更なる成長を重ねていくとおもいます。

Azureの中にはサーバとかだけでなく、機械学習、Iot、Text to Speechなど色々と今風のサービスがありこちらも魅力的です。今後、アドイン開発でも使って行きたいと思うようなサービス達も色々とあります。

マイクロソフトの稼ぎ頭がAzureに、22年にOfficeの売上高抜く見通し
マイクロソフトが展開するクラウドサービス「Azure」の売上高が、統合オフィスソフト「Office」を2022年に抜き、同社の稼ぎ頭に躍り出る見通しだ。

競合はというと。。

やはりGoogleなのではと思います。

Googleの製品(サービス)

ということで、Microsoft365の競合はGoogle Workspace (旧 G Suite, Google ドキュメント)ですね。

GoogleのCloudサービス GCP

GoogleのCloudサービス 事業の中に、Google Workspaceも含まれているようです。

Google Cloudの中にはGoogle Workspaceだけでなく、サーバ、機械学習、 Text to Speechなどもあり、 Microsoft の「Azure+Microsoft365」の競合ですね。

結局、Google Workspaceでのインストール版は聞いたことがないので、どうしてもMicrosoft 365と競合する主戦場はWeb版 Excel,Word,PPTということになります。

またこれらのバックグラウンドで動いているのが Google Cloudの他のサービスであったり、Azureであったりするわけで不可分になってきているのではということが想像に難くありません。

TechCrunch
TechCrunch | Reporting on the business of technology, startups, venture capital funding, and Silicon Valley

Google WorkspaceのアドインのAndroid対応

Google WorkspaceのアドインはAndroidでも動くようです。PCよりもスマートフォンの方が一般的になっていくなか、アドイン開発者としては見過ごせないかもしれません。

アドオンや Apps Script を使用する - Android - Google ドキュメント エディタ ヘルプ
ビジネスのために Google Workspa

Microsoft 365のスマホでのアドインは?

⇒下記のように、対応しているっぽいですね。注意点は何点かありそう(UIのサイズ他)ですが、これは魅力的です。

モバイル デバイス上の Outlook 用アドイン - Office Add-ins
Outlook モバイル アドインは、すべての Microsoft 365 ビジネス アカウントと Outlook.com アカウントでサポートされています。

売上だけで比較すると

Microsoft 2020年Q4 

Azure74億ドル(*), Microsoft 365 108億ドル(**)

Alphabet(Google) 2020年Q4

Google Cloud 38億ドル(***)

となり、この分野で言うと今のことろ Microsoft > Googleとなります。またOffice製品だけだと売上でとんでもなく差がありそうですが、Googleの本気は侮れません。

Cloudサービスのみだと、Amazon Web Service の2020年Q4 127.42億ドルも凄い規模だなあと思います。Cloudサービスの市場規模がまだまだ広がっていることが実感できます。

比較の値について

(*)は上記Azureの記事より。

(**)は上記Azureの記事と以下のリンクの%から逆算(推測)

(***)は上記Google Cloudの記事より。

色々とコロナの影響でリモートワーク関係とかが伸びていたとはいえ、各社Gloudに力を入れていますね。

Amazon・Microsoft・Alphabet・Apple・Facebookの収益源が何かをグラフで見比べてわかること
Googleの親会社であるAlphabetや、Amazon・Apple・Microsoft・Facebookはいずれもテクノロジーを駆使した企業として目覚ましい成長を遂げ、莫大な収益を生み出すようになりました。5つの企業の収益を合わせると国家のGDPに匹敵するほどの規模ですが、これら企業は似ているようでいて、何からどの...

結論

ということで、対競合、スマホ対応、対ユーザーの面も考えると、今のところMicrosoft的な押しはWeb版Microsot365になると考えるわけです。さらにコロナの影響でリモートワーク的にも後押し。。

また世の中の開発者の数もC#よりはJavascriptの開発者の方が多いかと思いますので、O365やGASにとっても勝手にアドイン開発を行ってくれる開発者の数が多いほうが良いわけです。その方がOffice文化が華やぐ⇒売上もあがる。

したがって、今後新しくアドインを開発していくのにはOffice アドイン(言語:Javascript)が最適ということになります。

Google App Script (Googleの表計算ソフトのアドイン)も Javascriptで記述されますので、勉強次第ですが、同じような構成で作成できるかもしれません。ロジック部分だけでも共通化出来ればメリットはあるかもしれません。

何でここまで考えるのか

やはり言語の勉強というのは一朝一夕には成しえませんし、相当な努力と労力、時間が必要です。(個人的な感想ですが。)

そこも含めて戦略的に進めていかないと努力が報われませんし、世の中からも外れて行ってしまい悲しいことになるかと。

たかがアドイン開発、されどアドイン開発だと思っております。

C#だから楽しめていた面もありましたが、Javascriptも楽しめるようになりたいなぁ。。

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